Week4-2
DermOID - Online Interactive Dermatopathology
弱拡大で、真皮内に境界明瞭、多胞性の腺腫様の細胞塊を認める。増殖している細胞は一層の好塩基性に染まるbasaloidな細胞が縁取るように分布し（palisading）、一部ではtrum状に配列する。(#7-8)の像で腫瘍塊周囲のムチン沈着、holocrine secreationを認める。増殖している細胞の核は大小不同で、クロマチンが濃く、異常核分裂像も多数認める。
Dx：腺腫系、悪性、とだけ
正答：digital papillary adenocartinoma
・こういう病気があることは知っておく
・（＃7-8)で好酸性に染まっているのはnecrotic debris
・cystの形成、papillary protorusion into the lumen
Week4-1
DermOID - Online Interactive Dermatopathology
真皮内に好塩基性に染まる細胞の著明な増殖あり。表皮との連続はなく境界不明瞭。増殖している細胞は円形から楕円形の大きな核を持つ。核小体は目立たない。クロマチンが異常に増殖している？巨大な細胞が散見される。
Dx:花むしろ状ではないので、間質系の腫瘍ではない。血球由来系？
正答：Dermatofibrosarcoma protuberans (DFSP)
・この症例では大きな核が目立つが、分布がstoriform patternだということ
・染色体転移によりCol1a下にPDGFBBが際限なく産生
・CD34陽性、FactorXIIIA陰性、ということはhistioではなくてpericyte系の増殖？
Week3-4
DermOID - Online Interactive Dermatopathology
真皮深層～脂肪織に境界不明瞭な、充実性の細胞浸潤あり。真皮深層には好酸性にそまる壊死組織？壊死組織周辺には核塵と多数の好酸球が取り囲む。拡大像で見えている核の大きな、淡く染まる細胞はなんでしょうか。形質細胞は僕はまだ区別がつきません。
Dx:好酸球が出ているのでやはり刺され物系
正答：Myiasis（ハエ蛆症）
・intensive infiltarate with eosinophils
・中南米への渡航歴
・虫体（生検した時点で虫が出てくるので診断はおのずと明らか）
Week3-3
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真皮浅層から脂肪織まで、好塩基性に染まる細胞が充実性に浸潤している。周囲との境界ははっきりしない。線維性の被膜なし。浸潤している細胞は、核が好塩基性に濃く染まり、monotonous（単球？）。表皮向性なし。拡大像で多数のtouton巨細胞が観察される。
Dx: 若年性黄色肉芽腫
正答：Juvenile xanthogranuloma
・1歳、境界不明瞭な結節
・histiocyteの浸潤,Touton型巨細胞
Week3-2
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表皮は不規則に肥厚し、buddingもある。真皮はsolar elastosisが著明であり、多数の炎症細胞浸潤がある。拡大像で、顆粒層の消失、錯角化がある。表皮の細胞の配列は乱れ、有棘層には空胞変性、個細胞角化がある。真皮の炎症細胞は、リンパ球が主体である。表皮細胞の拡大で、核は円形から楕円形で大小不同があり、核小体が目立つ。核分裂像は目立たない。（＃４）では細胞のclumpingを認める。
Dx:表皮全層性に腫瘍細胞で置換されているのでBowen
正答：Bowen disease
・Full-thickness squamous atypia
Week3-1
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表皮は不規則に肥厚している。表皮内に境界明瞭で、好酸性に均一に染まる構造物がある。真皮の血管周囲には著明な炎症細胞浸潤を認め、表皮内にも浸潤する。拡大像で、好酸性構造物が真皮内にも滴落し、マクロファージに貪食されている像が見える。好酸性構造物と皮膚付属器との関連は不明。表皮内構造物の拡大像（＃３）で、核塵、好酸球、好中球の浸潤を認める。真皮血管周囲の拡大像（＃４）では、好酸球、好中球、および核のおおきな単球の浸潤が観察される。（＃５）は神経周囲への細胞浸潤でしょうか。
Dx:好酸球が出ているのでなんらかの獲得免疫が動いている。表皮内構造物の意味するところは分からない。出血の跡？選択肢を加味するとダニ咬傷。
正答：虫刺症
・Wedge-shaped infiltrate with eosinophilia
・表皮の好酸性の構造物は、spongiosisのなれの果て
Week2-4
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弱拡大で、表皮の一部に限局した肥厚がある。顆粒層の細胞が膨化し、細胞質が好塩基性に濃染している。核の巨大化・大小不同、ケラトヒアリン顆粒の形成が目立つ。
Dx：限局性だし核の巨大化があるし、なのでviral infection、青年性扁平疣贅ってことでしょうか。
正答：Epidermodysplasia Verruciformis
・一様でない（楔状の）、厚みをもった空胞変性
