Week1-1

DermOID - Online Interactive Dermatopathology

病変の首座は真皮。真皮浅層から脂肪織直上まで、真皮全層性に好塩基性に染まる細胞が蜂巣を形成している。表皮に異常はなく、また表皮と腫瘍塊との連絡はない。拡大像では、腫瘍胞巣は線維性の被膜で囲まれており、周囲間質には炎症細胞の浸潤はない。腫瘍を構成する細胞の核は類円形で大きさは比較的均一である。細胞のN/C比が高く極性は乱れているが一部は柵状に配列する。また管腔構造を呈し、薄紫に染まる分泌物を認める。#4の写真に神経を認める(?)

Dx: Metastatic adenocarcinoma、NOS(no otherwise specified)

正答:Adenoid Cystic Cartinoma (ACC)

・導管上皮系細胞と筋上皮系細胞の二相性

・腺腔と偽腺腔

・神経への浸潤

・良性はmixed tumor of the skin,chondroid syringoma